1948年、亀井製作所は藁切機の製造販売から始まりました。
刃の動きに連動して藁が送り出される仕様のもので、「地元の農家の人に役立つ、新しいものを」という思いから生まれたものでした。
1950年代にはステーキ鉄板用のプレートやカトラリーのハンドル、食器棚など、手がける木工製品も広がっていきました。
やがて、大手のキッチンメーカーとの取引が始まり、キッチン部材などの製造を請け負うようになりました。
1970年ごろ。
高度経済成長期に伴い、次々と建設されるマンションや公営団地では、内装工事が追いつかないほどでした。
現場の内情を見ていた亀井製作所は、ユニット型の「ミニキッチン」を日本で初めて考案。大手電機メーカーとの共同開発を経て、ミニキッチンの生産をスタートさせました。
安価で内装工事を短縮できるため導入数は増え、ミニキッチンは定番の商品に。亀井製作所も下請企業として成長していきました。
バブル崩壊の煽りを受け受注数が激減すると、下請企業の限界を感じ、一念発起。
1999年、自社ブランドによるミニキッチンの販売を開始しました。
やがて「Repeat」と名付けられた無名のブランドは、部材の加工から納品まで自社で完結している強みを生かし、お客様のご要望に対応し続けました。
お客様のお困りごとに真摯に向き合い信頼を勝ち得ることで、徐々に製品を世の中に広げることができたのです。
お客様の「こんなものがあったらいいのに」というご要望から、
職場で使いやすい「オフィスキッチン」や、高齢者・お身体の不自由な方向けの「ケアハウスキッチン」が誕生。
以降、機能性に富んだオリジナルのミニキッチン・コンパクトキッチンを続々開発し、専門メーカーとして知られるように。
「人の役に立つ、新しいもの」――創業当時の精神を受け継ぎながら、Repeatだからこそ実現できる製品を贈り続けています。
亀井製作所の信念
想像を超えることで感動が生まれる。
お客様からの「ありがとう」というお言葉が
わたしたちの原点なのです。
お客様から
「なんとかして欲しい、、」「どうしても明日までに欲しい」
というご要望があれば、お断りせずに「なんとかします」とお応えしていました。
レンタカー屋さんでトラックを借りて、
社長自ら深夜に出発して納品する、そんなことも度々でした。
ORIGINALKITCHEN
自社ブランドが生まれた当初は
ミニキッチン1種類でしたが、
今では30種類に届くほど。
「どうしてもここが当たっちゃうけど、
どうにかならない?」
「コンロ2つのほうがいいね」
「ここ、もう少し奥行だせないかな?」
そんな建設現場やオーナー様からの
ご要望にお応えしていくうちに、
少しずつキッチンの種類が増えていきました。
今では、お客様の細かなご要望に
お応えできるよう、
さまざまなオーダーカスタムに対応しています。
お客様、仕入れ先様、地域の方、社員の方、
亀井製作所に関わるすべてのみなさまの
「ありがとう」が満ちあふれる、しあわせカンパニーを作っていく、
それが私たち亀井製作所が目指すビジョンです。
亀井製作所は、ミニキッチンのリーディングカンパニーであり続けます。